京都八坂庚申堂(庚申信仰)Yasaka Koshindo, Kyoto
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- 日本 · 京都府 · 京都市東山区 · 金園町。正式名は金剛寺庚申堂で、天台宗に属する
- 座標
- 34.9983, 135.7787 地図 ↗
- 創建
- 960年(天徳四年) · 伝承では天台宗の浄蔵貴所が創建したとされる。大阪四天王寺庚申堂、奈良庚申堂とともに日本三大庚申堂と称される
概説
八坂庚申堂は正式名を金剛寺庚申堂といい、伝承によれば960年に天台宗の浄蔵貴所によって創建されたとされ、大阪四天王寺庚申堂、奈良庚申堂とともに日本三大庚申堂と称される。庚申信仰は道教の「三尸説」に由来する——三尸の虫は庚申の日に天に昇り司命に人の罪過を告げるとされ、そのため庚申の夜は徹夜して眠らずに守るべきとされる、純粋な道教の教義である。円仁の『入唐求法巡礼行記』には838年、唐において庚申を守る様子を目撃した記録があり、これは日本への伝来を示す早期の記録である。伝来後は仏教の青面金剛、神道の猿田彦及び修験道と徹底的に混淆し、現存する庚申堂は制度上いずれも仏教寺院または神社に属し、道教教団に属するものは一つもない。江戸時代には庚申講が大いに盛んであったが、明治期に修験道が廃止されて以降は急激に衰退した。八坂庚申堂は境内一面に吊るされた色とりどりの「くくり猿」で知られ、京都の著名な景観となっている。本項目は、道教の教義が日本において在地化した形態を記録することを目的とする。
見どころ
- 庚申信仰は道教の三尸説に由来する
- 彩り豊かな「くくり猿」
- 円仁は838年、唐において庚申を守る様子を目撃した
- 日本三大庚申堂の一つ