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京都赤山禅院(泰山府君)Sekizan Zen-in, Kyoto

種類
海外道観
所在地
日本 · 京都府 · 京都市左京区 · 修学院開根坊町18。比叡山延暦寺の塔頭
座標
35.0559, 135.8013 地図 ↗
創建
888年(仁和四年) · 天台宗第三世座主・円仁の遺命によって創建された。寺伝では座主の安慧が命を奉じて造営したともするが、安慧は貞観十年(868年)に没しており、その年より二十年早いため、実際には門徒がその没後に完成させたものであろう。天台宗の寺院でありながら道教の神祇を主祀する

概説

赤山禅院は、伝えられるところでは慈覚大師円仁の遺命により仁和四年(888年)に建立された(寺伝では天台座主の安慧に帰することもあるが、安慧は868年に没しており、日本語版ウィキペディアもこの矛盾を指摘する)。泰山府君(日本では赤山大明神と称する)——道教の冥界の主神にして司命司禄の神——を主祀する。その縁起は、円仁が入唐求法の際に登州の赤山法華院で神の加護を受け、帰国後に赤山明神を祀るよう遺言し、弟子の安慧が院を建ててこれを実現したことにある。天台宗はこれに拠って「泰山府君祭」を発展させ、後に安倍晴明ら陰陽師がこれを承けて、日本の陰陽道における延命の祭法の中核となった。道教の神祇が仏教を媒介として日本の国家宗教体系に入った鍵となる事例である。禅院は京都御所の北東、すなわち「表鬼門」に位置し、拝殿の屋根には神猿の像を置いて、御所の猿ヶ辻の猿の像と呼応し、鬼門を封じ鎮めている。都七福神の福禄寿の札所であり、紅葉と「へちま加持」で名高い。明確にしておくべきは、これが仏教天台宗の寺院が道教の神祇を祀るものであって、仏道習合に属し、道教の教団ではないということである。

見どころ

  • 泰山府君を主祀する
  • 円仁と登州赤山法華院との淵源
  • 泰山府君祭と陰陽道
  • 京都御所の表鬼門の鎮守