クチン上帝廟Siang Ti Temple, Kuching
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- マレーシア · サラワク州 · クチン(Kuching) · Jalan Carpenter(アタップ通り)、クチン旧市街
- 創建
- 19世紀後期 · 一般に1889年の再建とされる。初期の沿革については信頼できる記録を欠く
概説
上帝廟はクチンのアタップ通り(Jalan Carpenter)に位置し、玄天上帝(真武大帝、上帝公)を主祀する。現存する建築の再建年は一般に1889年とされるが、初期の沿革については信頼できる記録を欠く。玄天上帝は道教における北方の神であり、閩南・潮汕および南洋の華人社会で広く信仰され、多くは鎮邪と航海守護の神とみなされている。この廟は潮州籍の社会によって運営され、クチン旧市街の三大華人廟の一つである(他は寿山亭大伯公廟と鳳山寺)。三廟はそれぞれ異なる出身地の社会に属しており、その分布自体がクチン華人の幇群(出身地別コミュニティ)の地理を凝縮したものとなっている。建築は潮州様式と閩南様式の混合であり、廟前には戯台(芝居舞台)が設けられ、毎年神誕には潮劇(潮州劇)が上演され神に奉納される。華人民間信仰の廟であるが、その主祀神である玄天上帝は道教の尊神であり、南洋の廟宇では比較的珍しい。
見どころ
- 玄天上帝を主祀、南洋の廟宇では比較的珍しい道教の尊神
- 潮州籍社会が運営、クチン旧市街の三大華人廟の一つ
- 廟前に戯台を設け、神誕には潮劇を上演し奉納
- 1889年再建。初期の沿革には信頼できる記録がない