クックタウン列聖宮遺跡Lit Sing Goong Temple Site, Cooktown
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- オーストラリア · クイーンズランド州 · クックタウン(Cooktown) · クックタウン旧チャイナタウン。パーマー・リバー金鉱区への玄関港
- 創建
- 1878年頃 · およそ1938年頃まで存続した後、荒廃して失われた。建物はすでに現存しないことを明記する
概説
クックタウンは十九世紀のパーマー・リバー金鉱区への玄関港であり、1870年代には万を数える華人鉱夫がここを経て上陸し、一時はクイーンズランドで華人がもっとも集中する地であった。列聖宮はおよそ1878年に建てられ、廟内にはもともと九柱の神祇が祀られていたが、今日確認できるのは三尊、すなわち関帝、呂洞賓、北帝(Buk Ti)である。その神系の構成は、これが道教系統の廟であって、漠然と「華人廟」と呼ばれるものとは異なることを明確に示している。廟宇はおよそ1938年前後まで存続したが、華人人口の急減に伴い荒廃して失われた。建物はすでに現存せず、一部の神像と陳設が博物館や個人の収蔵に散在するのみであることを明確に述べておく必要がある。クックタウンとパーマー・リバー沿いの華人廟群は、オーストラリア華人のゴールドラッシュ史における北クイーンズランドでもっとも密集した宗教遺存の分布帯である。
見どころ
- 約1878年、パーマー・リバー金鉱への玄関港に建立
- もと九神を祀り、今は関帝・呂洞賓・北帝の三尊が残る
- 神系の構成は明確に道教系統に属する
- 建築は失われ、一部の神像のみが残る