アンパン南天宮(九皇爺廟)Nan Tian Gong (Ampang Nine Emperor Gods Temple), Selangor
- 種類
- 海外道観
- 所在地
- マレーシア · スランゴール州 · アンパン(Ampang) · Jalan Ampang、安邦新村。
- 創建
- 1890年代頃 · 一般に十九世紀末に安邦の錫鉱華人労働者が廟を建てたことに遡るとされるが、正確な年については文献の記載が一致しない。
概説
安邦南天宮はマレーシアにおいて規模最大、香火最も盛んな九皇爺廟の一つであり、一般に十九世紀末に安邦一帯の錫鉱華人労働者が廟を建てて奉祀したことに遡るとされる。毎年旧暦八月三十日の夜に川辺で九皇の聖駕を迎え、九月九日に聖を送る。九日間の九皇斎の期間中、安邦全域に精進料理の屋台が立ち並び、信衆は白衣をまとい黄色の縄を締めて斎戒沐浴し、請火、過火、刀梯上りと遊神に参加する。廟前には九皇灯篙(長い竹竿に九つの灯を掛ける)が立てられ、九皇信仰の最も目立つ標識である。九皇大帝信仰の教義的淵源は道教の北斗九皇星君にあるが、南洋における実践の形態は乩童の降神、精進と持戒、地方の廟会経済と深く融合しており、学界では一般に厳密な道教科儀の伝統というよりも民間信仰と見なされている。この廟はマレーシアの九皇斎の期間中、州を越えて延べ十万人を超える信衆を集める。
見どころ
- マレーシアで規模最大の九皇爺廟の一つ
- 十九世紀末の安邦錫鉱華人労働者コミュニティに起源
- 九皇斎期間中に灯篙を立て、聖駕を迎送し、過火・刀梯上りを行う
- 斎期間中に州を越えて延べ十万人を超える信衆を集める
- 道教の北斗信仰と乩童降神の実践が融合