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黎元興Li Yuanxing

字・道号
黎興
時代
生没年
? — ?
役割
道士仏道論争者
出身地
益州(今の四川成都)

生涯

黎元興、唐の高宗の時代の益州の道士で、李栄・方恵長らとともに四川の道教義学の人物である。顕慶三年(658)、高宗は僧道を内殿に召して義理を論じさせ、黎元興は僧の慧立・神泰らと「道が万物を生ず」という義について論争した。李栄も同時にこれに応対しており、その事跡は道宣の『集古今仏道論衡』および『続高僧伝』に記されている。彼は李栄・方恵長とともに『老子化胡経』の刪定にも協力し、唐初における道教経典の整理と仏道二教の教相判釈に参与した。黎元興の生没年や著述についての記載は極めて少なく、主に唐初の蜀地の道士として宮廷論争に参加した代表的人物として仏教文献に見える。顕慶年間のこの一連の論争は、唐初において仏道二教が朝廷の面前で地位を争った様相を集中的に示すものであり、黎元興が李栄・方恵長ら蜀地の道士とともに活躍したことは、唐初における四川道教の義学の先進性をも反映している。

業績と影響

  • 顕慶年間の宮廷仏道論争に参加した
  • 唐初の『化胡経』などの道教経典の刪定に参与した
参考文献
  1. 道宣《集古今佛道论衡》
  2. 《续高僧传》
  3. 卿希泰主编《中国道教史》第二卷