李白(付)Li Bai
生涯
李白、字は太白、青蓮居士と号した盛唐の詩人で、道教と非常に深い関わりを持つ。少年時代、蜀にて「五歳にして六甲を誦し、十歳にして百家を観る」といわれ、道士東岩子とともに岷山に隠棲した。二十歳前後、江陵にて司馬承禎と出会い、承禎は彼を「仙風道骨あり、ともに神游して八極の表に出づべし」と評し、李白はこれによって「大鵬遇希有鳥賦」を作った。彼は元丹丘・呉筠・賀知章らと交わり、呉筠と玉真公主の推挙が天宝元年(742)に翰林待詔として召されることになった一因とされる。天宝三載(744)に都を出た後、斉州(現在の済南)の紫極宮に至り、高天師如貴より道籙を受けて正式に道士となった。「訪道安陵遇蓋寰為余造真籙臨別留贈」などの詩がその事を伝えている。李白の詩に見える多くの神仙・煉丹・遊仙の意象は、その道教信仰と直接に関わる。この条は付録人物である。
業績と影響
- 道籙を受けて道士となった盛唐詩人の代表格
- 遊仙詩によって道教の神仙意象を唐詩の頂点へと押し上げた
著作
- 李太白集
伝説
伝説には、李白は太白金星の化身であるという話、酔って水に入り月を捉えようとして没したという話がある。
参考文献
- 《旧唐书·文苑传·李白》
- 《新唐书·文艺传》
- 李白《访道安陵遇盖寰为余造真箓临别留赠》
- 维基百科:李白
- 卿希泰主编《中国道教史》第二卷